Cline(VSCode)の設定方法|Claude・OpenAI・GeminiのAPIキー取得手順

ai-cording-vol2 AI

第2回です。

前回はAIコーディングを試せる環境を整理し、結果 VSCode + Cline で進めることとしました。今回はこれらの環境を実際に準備していきます。

また、今回も元ネタを食わせたAIに文章生成してもらっていますので、もしかするとおかしいところがあるかもしれません。ご了承ください。

📝 2026年10月 追記

この記事はAPIキー(従量課金)で接続する手順です。日常的に使うなら、サブスク(Claude Pro / ChatGPT Plus など)とVSCodeの組み合わせの方が安く済む場合もあります。その比較は Vol.3の最後 にまとめました。

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前提条件と必要なもの

事前に準備した環境とアカウントです。

種類必要なもの
開発環境VSCode(Visual Studio Code)がインストール済みであること
AIプロバイダのアカウント各社のデベロッパーコンソール(Claude / OpenAI / Google AI)のアカウント
支払い方法Claude・OpenAI は事前にクレジットのチャージ(または支払い方法の登録)が必要。Google は無料枠(一部のモデルのみ)なら不要
※今回は各$20程チャージ

各プロバイダのAPIキーを発行する

Clineから各AIモデルを呼び出すためにはAPIキーが必要で、各社のポータルから作成する必要がある、ということなので順番に作っていきます。

プロバイダ発行する場所キーの形式
ClaudeClaude Platformsk-ant- から始まる
OpenAIOpenAI Platformsk-proj- から始まる
GoogleGoogle AI StudioAQ. から始まる

⚠️ APIキーの扱いに注意 APIキーはパスワードと同じです。他人に知られると勝手に使われて請求が発生します。GitHub などに公開しないよう注意してください。

Claude(Fable / Opus / Sonnet / Haiku)

Claude Platform にログインします。

Claude-APIキーの取得-01
Claude-APIキーの取得-01

↑「APIキーを取得」をクリックします。

Claude-APIキーの取得-02
Claude-APIキーの取得-02
項目内容
名前APIキーの名前
有効期限このAPIキーがいつまで使えるかという期限
リンクされたアカウントこのAPIキーの権限や支払い(クレジット)をどのアカウント(または組織)に紐付けるか
スコープこのAPIキーがアクセスできる範囲(権限)

↑APIキー作成に必要な情報を入力します。

Claude-APIキーの取得-03
Claude-APIキーの取得-03

↑APIキー(sk-ant- から始まる文字列)が発行されるので保管します。(この画面を消してしまうと再表示はされないため注意)

OpenAI(Astra / Sol / Luna)

Open AI Platform にログインします。

OpenAI-APIキーの取得-01
OpenAI-APIキーの取得-01

↑「API Keys」をクリックします。

OpenAI-APIキーの取得-02
OpenAI-APIキーの取得-02

↑「Create new secret key」をクリックします。

OpenAI-APIキーの取得-03
OpenAI-APIキーの取得-03
項目内容
Owned by(所有権の切り替え)キーの管理責任とライフサイクルを誰に紐付けるか。「You」は自身のアカウント、「Service account」はプロジェクトに追加される疑似アカウントにキーが紐づく
Name / Service Key NameAPIキーの名前
ProjectこのAPIキーを紐づける Project(特に作ってなければ Default Project)
有効期限APIキーを利用する期間
PermissionsAPIキーがアクセスできる範囲。ALL(フル)/ Restricted(制限付き)/ Read Only(読み取り専用)

↑APIキー作成に必要な情報を入力します。個人で利用する分には Name と 有効期限 だけ指定し作成すれば良い感じです。

OpenAI-APIキーの取得-04
OpenAI-APIキーの取得-04

↑APIキー(sk-proj- から始まる文字列)が発行されるので保管します。(この画面を消してしまうと再表示はされないため注意)

Google(Gemini)

Google AI Studio にログインします。

GoogleAI-APIキーの取得-01
GoogleAI-APIキーの取得-01

↑鍵のアイコンをクリックします。

GoogleAI-APIキーの取得-02
GoogleAI-APIキーの取得-02

↑「APIキーを作成」をクリックします。

GoogleAI-APIキーの取得-03
GoogleAI-APIキーの取得-03
項目内容
キー名の設定APIキーの名前
インポートしたプロジェクトを選択このAPIキーを紐付けるプロジェクト

↑キー名紐づけるプロジェクト

GoogleAI-APIキーの取得-04
GoogleAI-APIキーの取得-04

↑APIキー(AQ. から始まる文字列)が発行されるので保管します。

💡 Gemini API の無料枠(Free)と有料(Paid)の違い

FreePaid(前払い/従量課金)
使えるモデル一部のモデルのみ最上位モデルまで利用可
利用制限低め高め
入力データGoogleの製品改善(学習)に使われる使われない
その他Google AI Studio を利用可コンテキストキャッシュ、Batch API(50%引き)

仕事のコードなど外に出したくないものを扱う場合や、上位モデルを使いたい場合は Paid にしましょう。無料枠で使えるのは Flash / Flash-Lite 系で、Gemini 4 Argon や Gemini 3.1 Pro は Paid のみです

私は Gemini 3.1 Pro を使いたかったので、APIのクレジットを $20ほど前払いでチャージ して Paid にしました(Vol.3 の検証もこの状態です)。 ちなみに、ここでいう Paid は APIの課金 のことで、Gemini アプリ向けのサブスク「Google AI Pro」とは別物です。Google AI Pro を契約しても、APIは無料にはなりません。

使い過ぎ防止の設定(おすすめ)

APIは使った分だけ請求されるので、使い過ぎを防ぐ設定を確認しておくと安心です。(実際、Vol.3では Claude で1回の構築に約$20かかりました…)

3社とも 前払い(プリペイド)のクレジット が基本なので、チャージした金額を使い切るとAPIが止まります。つまり 「自動チャージ(Auto reload)」をオフにしておけば、チャージした額以上は請求されません。これがいちばん確実な使い過ぎ対策です。

そのうえで、各社のコンソールでは次の設定ができます。

プロバイダ場所設定できること
ClaudeClaude Console →「組織の設定」「レート制限」でモデルごとのトークン上限を確認できる(※費用の上限ではない)。クレジット残高は画面左下に表示
OpenAIOpenAI Platform →「Limits」「Organization spend limit」(月の予算)と「Spend alerts」(80%・100%到達でメール通知)
GoogleGoogle AI Studio → 課金(Billing)プロジェクトごとの 月の上限額(spend cap)
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VSCodeにClineを導入しAPIを設定する

続いて、メインのエージェントツールとなる「Cline」をVSCodeへセットアップしていきます。

拡張機能のインストール手順

VSCode-Cline-インストール
VSCode-Cline-インストール
  1. VSCodeの拡張機能タブ(Ctrl + Shift + X)を開く
  2. 検索窓に「Cline」と入力し、該当する拡張機能をインストール
  3. インストール完了後、VSCodeのサイドバーにClineのアイコンが追加されたことを確認

初期画面でのプラン選択

VSCode-Cline-インストール-02
VSCode-Cline-インストール-02

Clineの初期画面では4つのプランが表示されます。

プラン内容
Absolutely Freeアカウント登録のみで一部のAIモデルを無料で試せるフリープラン
ClinePass月額9.99ドルの定額で、オープンソース系AIを安価にたくさん使えるサブスクプラン
Frontier ModelClaudeやGPTなど最先端の商用AIを、Cline独自の従量課金クレジットで利用するプラン
Bring my own API key自分が別途用意した各AIサービスのAPIキーを直接登録して利用するプラン

今回は自身で取得したAPIキーを直接登録して使うため、「Bring my own API key」 を選択して「Continue」をクリックします。

プロバイダの設定

続いてプロバイダとAIモデルの設定画面が表示されます。基本的には「プロバイダの選択」「キーの入力」「モデルの選択」の3つを行い、最後に「Continue」をクリックします。

VSCode-Cline-AIプロバイダの設定-01
VSCode-Cline-AIプロバイダの設定-01
項目内容
API Provider利用するAIサービス(Anthropic、OpenAI、Google Gemini、OpenRouterなど)
API Key選択したAIサービスで取得した自身のAPIキー
Model開発に使用するAIモデル(claude-sonnet-5-5 など)
Adaptive ThinkingAIに思考プロセスを出力させるかどうか(通常は「None」でOK)
Use different models for Plan and Act modes設計時と開発実行時で別々のAIモデルを使い分けたい場合にチェック

※選択するプロバイダによって設定項目が若干変化するため、環境に合わせて調整してください。

あとからプロバイダを追加・変更する場合は、Clineの設定(歯車アイコン)→「API Provider」から行えます。

💡 ChatGPT Plus を契約しているなら Cline には「OpenAI Codex」というプロバイダもあり、APIキーの代わりに ChatGPT(Plus 以上)のアカウントでサインインして使うこともできます。この場合は従量課金ではなくサブスクの利用枠内で使えます(上限あり)。詳しくは Vol.3の最後 で触れています。

Cline の動作確認をする

ここまでで利用できるようになっているはずなので試しにチャットしてみます。

VSCode-Cline-プロンプトの入力-01
VSCode-Cline-プロンプトの入力-01

↑
① メッセージの入力欄
② こちらから送ったメッセージ(いわゆるプロンプト)
③ モデルからの回答

ということで無事動いてくれました。

チャット欄の上部には、そのタスクで使ったトークン数や API費用($)が表示されます。使い過ぎていないか、ときどき確認しておくと安心です。

さいごに

今回は、VSCodeへのCline拡張機能の導入から各社のAPIキー設定、そして最初の動作確認までの一連の手順を進めました。

これで、手元のVSCode上で自律型AIエージェントを動かす「実動環境」が準備できたので、いつでもプロバイダやモデルを切り替えながら開発を行える状態です。

次回は、この環境を利用し簡単なChromeの拡張機能を作ってみます。

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Cline はあくまで VSCode の拡張機能なので、ショートカットやターミナル、Git 連携など、VSCode 本体の使い方を知っておくと作業がかなり楽になります。というわけで、VSCode の本をいくつか紹介させてください。

📚 プログラマーのためのVisual Studio Codeの教科書【改訂2版】 エディタとしての基本から、開発で使う機能までまとめて押さえたい人向けの一冊。

📚 Visual Studio Codeで学ぶ!GitHub Copilot入門 Vol.3 の最後で紹介している GitHub Copilot が気になった人に。2026年発行です。

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