WQHD環境でMonster Hunter Wildsを快適にプレイできそうなPCパーツを考える
先日実施されたモンスターハンターワイルズのオープンベータテスト。
色々と気になっていたので私も参加したのですが、5年前基準の私のPCではくっそ重く、ギリギリ動かせる程度でした・・・。トレイラーを見たときも「結構重いのでは?」と薄っすら感じていましたが、予想以上でしたね。
とはいえ発売日はまだ先、快適に遊ぶためのPCのアップグレード案を今のうちに考えてみます。
今回の着地点を決める
今回は、下記設定で快適に(120fps程度で)ワイルズが遊べる構成を着地点とします。
解像度 | WQHD(1440p) |
アップスケーリングモード | クオリティ |
グラフィックプリセット | 高~ウルトラ |
ボトルネックを探る
現在のPC構成でどのへんが弱いか(性能が足りてないか)を探ります。
手掛かりとして、ワイルズの標準的な動作環境を公式が公開していますので、これと今現在の私のPC構成を比較し当たりをつけていきます。
ワイルズの動作環境は?
まずはワイルズの動作環境を確認します。
下記はOBT時に公開された標準的な設定(中画質60fps程度)で遊ぶための動作環境。
※正式リリースでは変更される可能性があります
最低 | 推奨 | 高 | ウルトラ | |
---|---|---|---|---|
解像度 | 1080p | 1080p | 1440p | 2160p |
フレームレート | 30 fps | 60 fps | 60 fps | 60 fps |
CPU | Corei5-10600 Corei3-12100F Ryzen5-3600 | Corei5-11600K Corei5-12400K Ryzen5-3600X Ryzen5-5500 | Corei5-11600K Corei5-12400K Ryzen5-3600X Ryzen5-5500 | Corei5-11600K Corei5-12400 Ryzen5-3600X Ryzen5-5500 |
メモリー | 16 GB | 8 GB | 16 GB | 16 GB |
GPU | GTX1660S RX5600XT | RTX2070S RTX4060 RX6700XT | RTX4060Ti RX7700XT | RTX4070Ti RX7800XT |
VRAM | 6 GB | 8 GB | 8 GB | 12 GB |
私のPC構成は?
で、私のよわよわPC(?)の内訳。
モニター(解像度) | Dell S2722DGM(1440p) |
CPU | Ryzen5-3600 |
メモリー | 32GB(DDR4) |
GPU | RTX2060 Super |
VRAM | 8GB |
性能不足のパーツは?
それでは両者を比較。
ちなみに、私のモニター解像度はWQHD(1440p)なので動作環境の"高"を比較対象とします。
種別 | 動作環境 “高" | 現在の構成 | 性能足りてる? |
---|---|---|---|
CPU | Corei5-11600K Corei5-12400K Ryzen5-3600X Ryzen5-5500 | Ryzen5-3600 | やや足りてない |
メモリー | 16 GB | 32 GB | 足りすぎている |
GPU | RTX4060Ti RX7700XT | RTX2060 Super | だいぶ足りない |
VRAM | 8 GB | 8 GB | 足りてる…か? |
CPUとGPUに難あり。
それと、CPUを換装する場合ですが、選択肢によってはマザボやクーラー等の関連パーツの交換も必要となります。
その当たりも踏まえ、CPUとGPUのパーツ選びをしてみます。
パーツ選び
最低限必要な性能等は把握できたので、今度はアプグレするパーツ類を選びます。
ちなみにですが、私がパーツを選ぶときに気にする事は、コスパ、古すぎない、省電力、中古は避ける。このへんを意識しています。(無限の予算なら “いっちゃんいいやつ" を揃えて終わりなんですけどねぇ)
CPUは?
CPUを探す前に、それぞれの性能値を確認します。
※指標として「CPU性能比較表【2024年最新版】」を参考にします
ワイルズの動作環境に記載されていた Ryzen5-3600X とマイパソの Ryzen5-3600 はほぼ同性能。なので今のCPUでも「ほどほどの設定」では遊べそうですが、今回はもう少し上の設定で遊びたい!
ということで、今より性能の良いCPUからピックアップしてみます。
名称 | 性能値(PassMark) | TDP | 最安価格 |
---|---|---|---|
Core i7-14700F | 44203 | 65W | ¥48,980 |
Core Ultra 5 245K | 43496 | 125W | ¥52,980 |
Core Ultra 5 245KF | 43496 | 125W | ¥53,800 |
Ryzen 9 5900X | 39641 | 105W | ¥49,452 |
Core i5-14600KF | 39386 | 125W | ¥37,700 |
Core i5-14600K | 39226 | 125W | ¥40,749 |
Core i5-13600K | 38510 | 125W | ¥40,480 |
Core i5-13600KF | 38447 | 125W | ¥47,322 |
Ryzen 7 7700X | 36554 | 105W | ¥49,979 |
Ryzen 7 7700 | 35620 | 65W | ¥46,979 |
Core i5-14500 | 32819 | 65W | ¥37,378 |
Core i5-13500 | 32682 | 65W | ¥37,421 |
Ryzen 7 8700G | 31687 | 65W | ¥45,794 |
Ryzen 5 9600X | 30510 | 65W | ¥44,499 |
Ryzen 7 8700F | 30508 | 65W | ¥41,978 |
Ryzen 7 5800X3D | 28275 | 105W | – |
Ryzen 5 5600X | 22596 | 65W | ¥18,017 |
ピックアップした中だと第1候補としては Core i5-14600KF (消費電力と例の不具合が心配ではあるが・・・)、次点で Core i5-14500、Core i5-13500(TDP65Wは魅力)が良さげ。
あと、コスパが優れすぎている Ryzen5-5600X も気にはなりましたが、欲しい性能まで一歩届かなそうという点と、AM4ソケットという点(主流はAM5)で今回は見送り。
これらを踏まえまして・・・
CPUは Core i5-14600KF とします。(一旦ね)
でですね、現在のCPUがRyzen5-3600でAM4ソケットのマザボをつことるんですが、Core i5-14600KFになるとLGA1700ソケットになるとですね・・・、マザボ、クーラーの交換イベントが追加発生します!、出費が増えるね(泣)
マザーボードは?
マザーボードに関しては性能への影響が少ないと考えているので、必要なI/F類が揃ってるかを条件にします。
※厳密に言えば性能に影響が出る場合もあります。が、チップセットが一緒ならI/F類の規格も決まってきちゃうので・・・、まぁどれもどんぐりかなと
CPUソケット | LGA1700(大前提) |
メモリ | DDR5 x4(DDR4でもいいが折角なので・・・) |
ストレージ | M.2 x2~(3以上なら尚良し) |
その他 | S/PDIF (外部/内部は問わず) Bluetooth (wi-fi) (あると嬉しい) |
条件に合う低価格なマザーボードをピックアップ。
名称 | メーカー | DDR5 | M.2 | S/PDIF △:内部 | Bluetooth | 最安価格 | 発売日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
B760M GAMING X AX | Gigabyte | 4 | 2 | △ | Bluetooth5.3 Wi-Fi6E | ¥13,980 | 2024/5 |
B760 GAMING PLUS WIFI | MSI | 4 | 2 | ○ | Bluetooth5.3 Wi-Fi6E | ¥15,715 | 2023/6 |
MPG B760M EDGE TI WIFI | MSI | 4 | 3 | ○ | Bluetooth5.3 Wi-Fi6E | ¥16,800 | 2024/1 |
PRIME B760-PLUS | ASUS | 4 | 3 | △ | ✕ | ¥17,980 | 2023/7 |
という事で・・・、マザボは、MPG B760M EDGE TI WIFI を候補にします。(見た目と、価格.comでの評価が決めてだった)
続いてはCPUクーラー。(Core i5-14600KF←こいつ付属のクーラーないので・・・)
CPUクーラーは?
LGA1700 で利用できる製品が前提。
それと簡易水冷タイプのCPUクーラーを条件に加えてピックアップします。(Core i5-14600KF って結構お熱くなるらしいですよ?)
名称 | メーカー | ラジエターサイズ | 最大ファン回転数 | ノイズ | 最安価格 |
---|---|---|---|---|---|
MasterLiquid 120L Core MLW-D12M-A17PK-R1 | COOLER MASTER | 157×119.6×27.2 mm | 1750 rpm | 27.2dBA | ¥8,070 |
MasterLiquid 240L Core MLW-D24M-A17PK-R1 | COOLER MASTER | 277×119.6×27 mm | 1750 rpm | 27.2dBA | ¥9,456 |
MasterLiquid ML240 Illusion White Edition MLX-D24M-A18PW-R1 | COOLER MASTER | 277×119.6×27.2 mm | 1800 rpm | 6~30dBA | ¥9,980 |
MasterLiquid ML240L V2 RGB MLW-D24M-A18PC-R2 | COOLER MASTER | 277×119.6×27.2 mm | 1800 rpm | 8~27dBA | ¥9,980 |
MAG CORELIQUID M240 | MSI | 277x120x27 mm | ? | 14.3~34.3dBA | ¥10,089 |
LE520 R-LE520-BKAMMN-G-1 | DEEPCOOL | 282x120x27 mm | 2250 rpm | 32.9dBA | ¥10,480 |
SST-PF240W-ARGB-V2 | SILVERSTONE | 272x120x28 mm | 2200 rpm | 7.4~35.6dBA | ¥10,600 |
MasterLiquid 240L Core ARGB White MLW-D24M-A18PZ-RW | COOLER MASTER | 277×119.6×27.2 mm | 1750 rpm | 27.2dBA | ¥10,632 |
iCUE H100i ELITE CAPELLIX XT CW-9060068-WW | Corsair | 277x120x27 mm | 2100 rpm | 5~34.1dBA | ¥10,980 |
似たりな製品が書ききれないほどありましたが・・・、CPUクーラーは、MasterLiquid 240L Core を候補にします。
理由は安いから。あと強いて言えばケースが同じメーカだったって事くらい。
続いてはメモリ。マザボ換装でDDR5になるから・・・また出費が増えるよ(泣)。
メモリは?
マザボ準拠でDDR5規格のメモリが前提。容量的には今と同じ32GBあれば十分なので、16GBx2枚セットの製品を対象にピックアップします。
※ちなみにメモリの速度面での性能ですが、正直体感できるとは思えないので無視します
名称 | メーカー | 容量 | チップ規格 | 最安価格 |
---|---|---|---|---|
W5U4800CM-16GS | CFD | 16GB x 2 | DDR5-4800 | ¥9,980 |
D5D4800-16G2A | ドスパラ? | 16GB x 2 | DDR5-4800 | ¥11,280 |
W5U5600CS-16G | CFD | 16GB x 2 | DDR5-5600 | ¥11,480 |
AX5U5600C3616G-DCLARWH-DP | ADATA | 16GB x 2 | DDR5-4800 | ¥14,800 |
という事で・・・、メモリは W5U5600CS-16G を候補にします。(他よりちょっとだけ高性能)
ちなみに AX5U5600C3616G-DCLARWH-DP は光るメモリで一番安かったもの。(光るメモリは少しお高め)
最後はゲームをするうえで最も重要なGPU。
GPUは?
ではGPUですが、CPUと同様にそれぞれの性能値を確認します。
※指標として「GPU(グラフィックボード)性能比較表【2024年最新版】」を参考にする
うーん、私のGPU(RTX2060SUPER)よわよわ・・・
”高”に記載のあったGPUの中で最も低性能な RTX4060TI と比べても約1.5倍ほどの開きがあります。
とはいえ RTX4060TI だったとしても今回の目標(WQHDの高画質以上で120fps程度)には届かない・・・。ならどのくらい盛ればWQHDで快適に遊べるのか、有用な情報が転がっているであろうインターネッツを漁ってみます。
結果、GeForce RTX4070SUPER や Radeon RX7800XT 、このへんなら何とかなりそうな感じ。
ということで、これらのGPUを基準にしてピックアップ。
GPU | 性能値 | TDP | 最安の製品 | メーカー | VRAM | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
Radeon RX7900XT | 26616 | 315W | GV-R79XTGAMING OC-20GD | Gigabyte | GDDR6 20GB | ¥109,800 |
GeForce RTX4070Ti SUPER | 24454 | 285W | GeForce RTX 4070 Ti SUPER GameRock OmniBlack 16GB | Palit | GDDR6X 16GB | ¥129,800 |
GeForce RTX4070Ti | 22779 | 285W | ELSA GeForce RTX 4070 Ti ERAZOR V2 | ELSA | GDDR6X 12GB | ¥119,500 |
GeForce RTX4070SUPER | 21130 | 220W | GeForce RTX 4070 SUPER 12GB VERTO OC | PNY | GDDR6X 12GB | ¥95,000 |
Radeon RX7800XT | 20036 | 263W | Radeon RX 7800 XT Challenger 16GB OC | ASRock | GDDR6 16GB | ¥74,980 |
GeForce RTX4070 | 17944 | 200W | GeForce RTX 4070 WHITE OC 12GB | Palit | GDDR6 12GB | ¥84,980 |
Radeon RX7700XT | 17006 | 245W | Radeon RX 7700 XT Challenger 12GB OC | ASRock | GDDR6 12GB | ¥60,800 |
うーん、やっぱり RTX4070SUPER ですかねぇ?
コスパ的には RX7800XT が優秀、でも性能的には RTX4070SUPER がやや上だから、こっちか・・・?、いやでも、Radeonでいいかも(安いし(笑))
あと性能で言いますと RTX4070TiSUPER とか RX7900XT がワンランク上で余裕も出そうですが、10万超えの価格と毎月の電気料が恐ろしすぎます・・・(4090なんて以ての外です)
とまぁ、それはそれとしまして、今後に目を向けてみますとね、RTX50シリーズが発売予定なんですよね。正直言うと本命はこっち。一応、発売中のGPUで当たりはつけましたが、極端に高価格でなければ 5060、5070 あたりを狙うつもりです。噂だと性能も結構アップするらしいですしおすし・・・、ひっそりと期待しています。
さいごに
というわけで、モンハンワイルズをWQHD環境で快適に遊べそうなパーツ類を探して見ました。
だいぶ偏見に満ち満ちた内容となってしまいましたが、所詮は私が使うPCの話なのでね・・・
発売日の2025年2月末まではまだまだ十分猶予もありますし、年末のセールなんかにも期待しつつ良さげなパーツを探したいと思います。
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