【YMM4】ゆっくりムービーメーカ4αが更新されていたので改めて使ってみた(v3.9.9.83)
以前、YMM4αを触ってから約10ヶ月程が経ちまして、、、立ち絵機能やその他細々と更新されたようでしたので、今回改めてYMM4αを触ってみたいと思います。
今回も、以前の記事と同様に、導入~喋らせるまでをお試ししてみます。
- 2021/8/31 [ページはこちら]
v3.9.9.162 のYMM4で、キャラ素材配布所の立ち絵素材を動かしてみました。
YMM4αの準備をする
さてさて、まずは最新のYMM4を導入するところから。
ちなみに、以前インストールしたYMM4αは入れたその日にアンインストールしちゃってますので、今回も最初っから。。。
YMM4αのダウンロード
インストールしようにもブツがないと何も始まりませんので、入手するところから始めるんですが、そのブツは作者さまのサイト「饅頭使いのおもちゃ箱」で配布しています。
そして、YMM4本体はこちらからダウンロードできるようですね。
YMM4αのインストール
ダウンロードしたファイルは zip 圧縮されてますので、このへんはまぁちょいちょいっと解凍。
解答できたら、フォルダごと好きな場所に配置。
そうしたら…
フォルダの中に「YukkuriMovieMaker.exe」があるのでこれを実行。
すると…
初回ダウンロードの画面が立ち上がるので、目的のバージョンを指定してダウンロードボタンをポチる。
すると、指定したバージョンに構成するため、差分ファイルのダウンロードが開始されます。
この初回ダウンロードが正常に完了すると…
YMMに関する更新履歴などの説明が表示され、「閉じる」を押すと続いて…
YMM4の編集画面が表示されました。
YMM4αのインストールについてはこれで完了。まぁ、簡単ですよね。
あとは必要に応じて関連ライブラリとやらの準備が必要となります。
関連ライブラリのインストール
関連ライブラリは…
- AquesTalk / AquesTalk2 / AquesTalk10(※)
- CeVIO.Talk.RemoteService.Talker
- AviUtl
- Vortice.Windows / MIT License(※)
- Json.NET / MIT License (※)
- Material Design Icons / SIL Open Font License, Version 1.1 (※)
- NMeCab / LGPL v2.1 (※)
- IPADic (※)
- UniDic / BSD (※)
と、公式サイトには9種類記載されていますが、大半はYMM4αの基本機能に必要となるライブラリ(※)になり、それらはYMM4αの中に同梱済みのため特に何もする必要はなし。
別途、準備が必要なものやライセンス的な補足があるものは下記の通り。
AquesTalk
これは音声合成エンジンのライブラリ。
前述した通りで、AquesTalkはYMM4に同梱済みなんですが、使用するにあたってのライセンスに関する補足を少し…
例えば、YMMを使用した動画(いわゆるゆっくりボイスを使用した動画等)を作り、その動画を広告収入目的でYouTubeに投稿する場合など、商用目的で利用する場合、AquesTalkのライセンスが必要になるようです。(非商用なら不要とのこと)
詳しくは饅頭使いさんのサイト、またはAquesTalkの開発元であるAQUESTさんのサイトを御覧くださいませ。(参考:YouTube投稿の際のライセンス要否に関するやり取り)
CeVIO
これも音声合成エンジンで、CeVIOから入手できるようです。
さとうささらのボイス(でいいのかな?)を使いたいなら必要らしいんですが、私は特に使う予定もないのでスルー。
補足として、これも使用する場合は別途CeVIOのライセンスが必要になるようなのですが、私は触ったこともないのでよくわかりません。詳細は饅頭使いさんのサイト、あるいはCeVIOのサイトを御覧くださいませ。
AviUtl
これは例の超有名は動画編集ツール。YMM4と連携し使用する場合には別途インストールが必要。
本体は、AviUtlのお部屋から入手可能です。
インストール&初期設定についてはググればいくらでもでてきますので割愛。
その他のライブラリ
前述した通りで、YMM4に同梱されているようです。
YMM4αの基本設定
続いてはYMM4の基本設定を見てみます。
動画の設定
動画の基本となる動画サイズ、フレームレート、音声のサンプリングレートの設定方法。
特にフレームレートはプロジェクトを新規作成するタイミングでしか変更できないようなので注意。
プロジェクト新規作成のタイミングで設定
「ファイル」→「プロジェクトを新規作成」を選ぶと…
「プロファイル」と言う名の「動画の設定」画面が表示されますので、お好きな設定を決められます。
前述の通り、フレームレートはこの流れからしか変更できないようです。
メニューから動画の設定を表示
他に動画の設定を表示するには…
「ファイル」→「動画の設定」で表示できます。
YMM4の設定
YMMの基本設定ですね。
「ファイル」→「設定」から表示させます。
外部連携(Aviutl)の設定
全般タブの中に 外部連携(Aviutl)に関する設定項目がありまして…
ここに、aviutl.exeまでのパスを指定してやります。
その下にある起動やFPSについては特に弄る必要もなさそうなのでデフォ。
その他の設定
他にも細々とした設定項目がありますが、お試しするに当たって特に必要ではなさそうなのでデフォのママとします。
キャラクター編集
キャラクター編集の画面は…
「ファイル」→「キャラクター編集」で開けます。
初期状態だと…
「ゆっくり霊夢」と「ゆっくり魔理沙」の2キャラクターだけが登録されていて、ボイスや字幕などの設定ができるようになっています。
これ以外にも「新規作成」することで、任意にキャラクターを増やすことができます。
このへんはYMM3同様って感じですね。
ただ、YMM3でもそうでしたが、キャラクターの立ち絵については別途用意する必要があるので、そのへんを詳しく見てみたいと思います。。
また、立ち絵機能については…
- シンプル立ち絵
- 動く立ち絵
と、2種類の機能が用意されているようです。
シンプル立ち絵
1枚絵を2種類用意し、セリフに合わせてそれぞれ差し替えるだけのシンプルな立ち絵機能です。
シンプル立ち絵については以前にYMM4αを触ったときの記事で書いていますので、そちらを御覧ください。
[blogcard url="https://www.ushiblo.com/video/ymm/ymm-4-alpha-tatie/"]
動く立ち絵
新たに追加されていた動く立ち絵の機能ですが、これはYMM3に近い立ち絵の機能で、体、目、眉、口、他といったパーツごとに扱える立ち絵機能です。
シンプル立ち絵でもそうですが、立ち絵機能を使うには立ち絵素材を準備する必要があります。
立ち絵素材の準備
作者様のサイトでサンプル素材が配布されていますので、それを使って試してみます。
ダウンロードはこちらから…
素材は2種類ありますが、ここでは"すごく"ではない方(上の方)を落としてみます。
素材ファイルは圧縮されているので、解凍してみますと…
動く立ち絵素材サンプル
├─他
│ きらきら.png
│ メガネ.png
│ 怒.png
│ 汗.png
│
├─体
│ デフォルト.png
│ 頬染め体.png
│
├─口
│ ω.0 - コピー (2).png
│ ω.0 - コピー - コピー.png
│ ω.0 - コピー.png
│ ω.0.png
│ ω.png
│ △.png
│ デフォルト.0 - コピー - コピー.png
│ デフォルト.0 - コピー.png
│ デフォルト.0.png
│ デフォルト.1.png
│ デフォルト.2.png
│ デフォルト.png
│
├─目
│ ○○.png
│ ぐるぐる.png
│ ぐるぐるアニメ.gif
│ デフォルト.0.png
│ デフォルト.1.png
│ デフォルト.2.png
│ デフォルト.png
│ ><.png
│
└─眉
デフォルト.png
困り.png
こんな感じで、体、眉、目、口、他という5つのフォルダと、それぞれの画像ファイルが出てきます。
動く立ち絵のパーツの種類はこれら5種類になるので、オリジナルで作る場合などはこの5種類それぞれの画像データを作成すれば良さそうです。
また、各パーツにはアニメーションGIFやWebPが使えるようなので、予めアニメーションするパーツを用意すれば、更に動きのある立ち絵にすることもできるようです。
キャラクターと立ち絵素材の紐付け
立ち絵素材の準備が出来たら、キャラクター編集を開き、紐付けるキャラクターと立ち絵の設定をしていきます。
紐付けしたいキャラクターを選択し(ここではゆっくり霊夢)、「立ち絵」→「種類」から「動く立ち絵」を選択します。
図のような感じで立ち絵素材のフォルダを指定します。
フォルダの指定ができたら、「立ち絵/立ち絵アイテム」にある各パーツごとの選択ボックスから…
初期表示させるパーツを指定します。
これでキャラクター編集は一旦完了。
動く立ち絵を喋らせてみる
ふ~、、、ようやく喋らせるところまで来ました。
実際にYMM4上で立ち絵を喋らせるには…
- セリフの入力
- 立ち絵の表示
をする必要があります。
セリフの入力
タイムライン上の、セリフ喋らせたい場所でクリックし、タイムライン下にある入力欄に喋らせたいテキストを入力して追加(あるいはEnterキー)を押すと…
指定した位置にセリフが入力されます。
立ち絵の追加
こんどは立ち絵を追加してみます。
タイムラインの任意の位置をクリック(セリフの下辺り)し、プレビュー画面の下に並ぶボタンから立ち絵アイテムを押すと立ち絵がタイムラインに追加されます。(タイムラインの任意の場所を右クリックし立ち絵アイテムを選択しても可能です)
再生してみる
SPACEキー(もしくは、プレビュー画面下の再生ボタン)を押し再生してみると…
という感じで、YMM3の立ち絵と同様に、瞬き、口パクをしながら喋らせることができるようです。
配布されているキャラ素材を適用してみる
さてさて、サンプル立ち絵だけだと雰囲気でないので、キャラ素材配布所で配布されている立ち絵を利用させてもらい、先程と同様に喋らせてみようと思います。
とはいっても、配布されている立ち絵をそのままYMM4で使用することは出来ない感じですので、YMM4のルールに合わせて少しの手直し(ファイル名の変更等)が必要です。
YMM4で使える立ち絵素材の作り方については、公式サイトの「動く立ち絵素材の作り方」が参考になります。
さいごに
以前に記事にしたときと同様に、導入から喋らせるところまで触ってみましたが、、、ん~~、なんかもう十分ゆっくり動画作れそうな完成度ですね~!
今回触った基本的な機能以外にも、テロップや立ち絵などのオブジェクトにエフェクトがかけられるようになっていたり、テンプレート機能で共通アイテムの扱いが容易になっていたりと、便利そうな機能があるようですので、また時間があるときにもうすこし掘り下げて細かい機能にも触ってみたいと思います。
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